今週は、ちょっと変わったイタリアのB級グルメをご紹介します。
名前をパニーノ・コン・ミルツァと言い、シチリアのパレルモで昔から食べられているものです。
ミルツァとはイタリア語で脾臓のことです。
ご当地シチリアでは、「パーネ・カ・メウサ」とシチリアの方言で親しまれています。
作り方はとてもシンプルで、チレ(脾臓)を下茹でして食べ易い大きさにし、油で煮ます。それを少し甘めのパンにリコッタやカチョカバロ等と一緒に挟んで、好みでレモンをかけて食べるモツのバーガーです。
本来はチレを茹でてから油で煮るのですが、ご家庭では後の処理などが大変ですし、身体の事を考えると高カロリーなのが気になりますので、今回は茹でた後オリーブ油で炒めてみました。
*材料* |
チレ |
300g |
セロリの葉 |
1本分 |
ローリエ |
1枚 |
イタリアンバンズ |
4個 |
塩 |
小さじ1 |
粒黒胡椒 |
小さじ1/3 |
マスカルポーネ |
適宜 |
細切りチーズ |
適宜 |
レモン汁 |
1/2個分 |
オリーブ油 |
大さじ2 |
粗びき黒胡椒 |
少々 |
ハーブミックス |
小さじ1/2 |
塩 |
少々 |
バター |
適宜 |
粒マスタード |
適宜 |
*作り方* |
① チレを1.5cm角に切り、たっぷりの水と一緒に鍋に入れて5分茹で、ザルに上げて流水で表面の灰汁をきれいに洗う。 |
② ①とたっぷりの新しい水を鍋に入れて火に掛け、セロリの葉、塩、粒黒胡椒を入れて30~40分中火で茹で、ザルに上げて水気を切っておく。 |
③ イタリアンバンズを横半分に切り、トースターで軽く焼きマスタードバターを切った面に塗っておく。 |
⑤ ③に④とリコッタチーズ、細切りチーズを挟み、好みで粗びき黒胡椒とレモン汁をかける。 |
※本場ではリコッタチーズやカチョカバロを使いますが、今回はスーパーでも手に入りやすいマスカルポーネとサラダ用の細切りチーズを使っています。