でも、ご存知ですか?乾燥するのはお肌だけではないんです‼
実は身体の中も乾燥しているんです。
それだけでなく、冬は寒さで手足の関節のこわばりや痛み、お腹の冷えによる消化不良や胃弱を起こしやすい季節でもあります。
筋肉のこわばりによって血液やリンパが上手く流れないので、肩こりや疲労、むくみなどの様々な症状を引き起こします。
今週は、そんな冬に起こる身体の不調を緩和するスープをご紹介します。
筋肉や骨を強くし、冷えによる下痢や食欲不振に効果のある牛こま肉、コラーゲンの塊のアキレスでうるおいを与え、生姜やパクチーで身体を温め、疲労回復や滋養強壮に効果のある山芋、ミネラルが豊富で体液を補う干し貝柱を使って、元気に冬を乗り越えるスープです。
味付けは塩と胡椒だけでとてもシンプルなんですが、長く煮込むことによって、それぞれの素材の持ち味が引き出され、美味しいスープに仕上がります。ぜひ作って寒い時期を元気に乗り切ってください。

*材料* | |||||
牛こま肉 | 300g | アキレス | 2本 | 大根 | 150~200g |
干し椎茸 | 3枚 | 山薬 | 25g | 干し貝柱 | 3個 |
棗 | 2~3個 | 生姜 | 1片 | パクチー | 1束 |
塩 | 小さじ1 | 胡椒 | 少々 |
*作り方* |
① 大き目の鍋に牛こま肉とアキレスを入れてたっぷりの水とともに火にかける。沸騰して灰汁が出てきたら湯を捨てて、こま肉とアキレスに付いた灰汁をきれいに洗って再び鍋に戻し、たっぷりの水を加えて再び火にかける。 |
②①が沸騰して灰汁が出てきたら丁寧に大きな灰汁を取ってから灰汁取りシートを被せて1時間茹でる。 |
③②を煮ている間に、干し椎茸と干し貝柱をさっと洗ってから別々の器にぬるま湯に入れて戻しておく。 山薬と棗は軽く洗っておく。生姜はスライス、大根は千切りにしておく。 |
④②に大根以外の③を全て加えて1時間半煮る。 |
⑤大根を④に加えて更に1時間煮て、塩・胡椒で味を調える。 |
⑥⑤に洗って刻んだパクチーを加えて器に盛る。 |
※山薬とは山芋を干したもので、漢方薬局や中華食材を扱うお店で手に入ります。もし、手に入らない場合は生の山芋を使って頂いてもいいです。その場合は煮崩れしやすいので、大根を加えるタイミングで入れてください。
※今回、干し貝柱と干し椎茸は、牛こま肉とアキレスを茹でている間に戻していますが、時間があれば前日から水に浸けて戻しておくと旨味が一層増します。